6月まで松坂屋美術館で開催されていた
長くつ下のピッピ展にひとりで行ってきました。
本が友達だった(汗)子どもの頃、よく読んだシリーズです。
ピッピは長い靴下をはいている9歳の女の子です。
父親は船乗りで行方不明に(のちに生きていることが判明)。
金貨をたくさん持っていて、ひとりで父の別荘に暮らしています。
隣の家には男の子と女の子の兄妹が両親と住んでいます。
兄妹とピッピは毎日楽しく遊びます。
ピッピの、奔放で、したくないことはしないところ、
床でジンジャークッキーの生地をのばすような自由なところ、
馬を持ち上げる怪力など
自分にはできないことばかりを次々と成し遂げるところが
読んでいてすごく楽しかったのを覚えています。
もとは作者アストリッド・リンドグレーンが
風邪を引いた娘にベッドで聞かせてあげた話だそうです。
展示内容は、作者が娘に作った手作りの原本があったり
(文はタイプライターで打っていました)
初版のピッピの本があったりと貴重なものがたくさんありました。
作者の生涯にも注目した展示で興味深かったです。
(作者の生涯)
19歳で既婚男性の子を産んでシングルマザーになる。
男児は預けて時々会いに行く生活。
秘書としての訓練を受け就職、結婚し男児を引き取る。
大学教授(犯罪学)の秘書として働く。
特別情報機関の郵便検閲局に秘密裏に採用される。
教師や事務員、主婦をしながら執筆活動をする。
時代が時代なだけに結構すごい人生経験ですね。
写真が撮れる場所もありました。
ピッピ以外の作品も紹介されていました。
ロッタちゃんシリーズは(`v´し)が気になったもののひとつです。
ロッタちゃんはかなり気の強い女の子です。
母親とけんかして、手編みのセーターを切り刻んで
家を出て隣の家の物置小屋でひとり暮らしを始めます。
そのときの部屋が再現されていました。
お気に入りの子豚を連れて。
結局、夜真っ暗になって怖くなり、父親のお迎えで自宅に戻り
母親に謝ります。
また、「山賊の娘ローニャ」の原作は彼女の作品だそうです。
スタジオジブリのアニメの原画?も置いてありました。
「山賊の…」は見たことありませんが、ジブリファンとしては嬉しかったです。
懐かしさだけでなく、知らないこともたくさん発見できて
見どころたくさんの展示でした。