
先日、高田宏著『言葉の海へ』という本を読みました。
近代国語辞書を日本で初めて作った大槻文彦氏の話が主ですが
辞書作りだけでなく大槻氏の周辺人物や幕末から明治の時代背景が細かく書かれていて
予備知識があまり頭に入っていない(`v´;し)にとっては勉強になる一冊でした。
開国か攘夷かという時代に、日本が植民地にならないようにと奔走したのは
外国の情勢に詳しい洋学者たちだったといいます。
内紛している場合ではない、開国し幕藩体制を変えなくては、洋学を学ばなくてはと
蕃書調書(洋書等を翻訳する機関)で働くメンバーを中心に学校を作ったそうです。
シーボルトに学んだ名古屋出身の伊藤圭介はこの学校の物産学科教授になったとか。
北海道や沖縄を視察してロシアの南下活動やイギリスが沖縄を狙っていることなどを
幕府に報告していた人たちもいたそうです。
林■(←石偏に脛の旁)
当時の当て字か著者の表現かわかりませんが
日本の洋学者が動向を気にしていたアメリカ人の名前として出てきました。
読み方は「りんこるん」。
英語が得意な方はここでわかると思います。
リンカーン大統領のことでした。
読めない漢字や知らない史実などがどんどん出てきて自分の教養のなさにがっかりしながらも
力強い文章に引き込まれ最後まで読むことができました。
この時代には(`v´し)のようなひ弱は生きていけなかっただろうなと
平和な今に感謝したくなりました。
近代国語辞書を日本で初めて作った大槻文彦氏の話が主ですが
辞書作りだけでなく大槻氏の周辺人物や幕末から明治の時代背景が細かく書かれていて
予備知識があまり頭に入っていない(`v´;し)にとっては勉強になる一冊でした。
開国か攘夷かという時代に、日本が植民地にならないようにと奔走したのは
外国の情勢に詳しい洋学者たちだったといいます。
内紛している場合ではない、開国し幕藩体制を変えなくては、洋学を学ばなくてはと
蕃書調書(洋書等を翻訳する機関)で働くメンバーを中心に学校を作ったそうです。
シーボルトに学んだ名古屋出身の伊藤圭介はこの学校の物産学科教授になったとか。
北海道や沖縄を視察してロシアの南下活動やイギリスが沖縄を狙っていることなどを
幕府に報告していた人たちもいたそうです。
林■(←石偏に脛の旁)
当時の当て字か著者の表現かわかりませんが
日本の洋学者が動向を気にしていたアメリカ人の名前として出てきました。
読み方は「りんこるん」。
英語が得意な方はここでわかると思います。
リンカーン大統領のことでした。
読めない漢字や知らない史実などがどんどん出てきて自分の教養のなさにがっかりしながらも
力強い文章に引き込まれ最後まで読むことができました。
この時代には(`v´し)のようなひ弱は生きていけなかっただろうなと
平和な今に感謝したくなりました。


