名古屋市博物館で開催中の
「挑む浮世絵 国芳から芳年へ」という特別展を観てきました。
江戸時代後期から明治期の浮世絵を
特徴ごとに分けて紹介してくれています。
武者絵、美人画、惨殺などの血みどろ絵、
猫や雀の擬人絵、新聞錦絵など
すごい作品数でした!
人形浄瑠璃の題材が絵に使われたり
反対に絵から浄瑠璃が作られたりしたそうです。
平和な江戸時代に暮らす人々が
浮世絵や観劇などに娯楽や刺激を求めたのかなと思いました。
今回も全作品撮影OKでした。
ひとつだけ紹介します。
歌川国芳『里すずめねぐらの仮宿』



吉原の遊女と客の様子です。
天保の改革で出された出版統制令により
遊女を描く浮世絵が禁止されていたので
絵師が人を雀にチェンジしたそうです。
雀なのに表情豊かで可愛いです。
遊び心満点の絵がたくさんあって楽しい展覧会です。
この展覧会は名古屋のあと福岡・広島など西日本を巡回して
(来年かもですが)浜松美術館にも行くそうですよ^^
人気があるみたいで土日は混んでいるので
空いていそうな日を狙ってもう一度観に行きたいと思います。