東山動植物園で無料配布されている
「ひがしやま」という読み物があります。
最近、昔の「ひがしやま」が棚に並んでいることがあり
ちゃっかりもらってきている(`v´し)です。
2011年夏発行の「ひがしやま」に興味深い記事がありました。
”しめ殺しの木”
ほかの木にしがみついて生活する姿につけられたあだ名。
しめ殺しの木のほとんどが、熱帯に生えるイチジクの仲間
植物園内の植物会館前にあると書いてあったので
観に行ってきました。



あまりズームできなかったのですが見えるでしょうか^^;
巻き付いているのはイヌビワの根で巻き付かれているのはブラジルヤシだそうです。
(この組み合わせは自然界には無いそうです)
熱帯の森は木々が成長し過ぎて暗く
植物たちは光の奪い合いをしています。
しめ殺しの木たちは光を浴びるため
土を捨て、ほかの木から栄養をとり
しがみついている木の枝の上で発芽する方法を選んだそうです。
巻き付かれた木はやがて枯れてしまうんだとか。
しめ殺しの木が発芽後大きくなるためにはやはり土が必要なので
下へ下へと根をのばしていくそうです。
種はどう運ばれるかというと、果実を鳥が食べて
鳥が木の高いところでフンをするという流れだそうです。
しめ殺しの親木のそばで種が発芽しないよう、
鳥のお腹を通っていない種は発芽しにくくなっているそうです。
熱帯の植物の生きる工夫、すごいです。
知らなければ通り過ぎてしまう東山動植物園のスポット
ほかにもまだまだあるかもしれません。
夏の疲れが出始めていますが植物を見習ってしっかり日々を送りたいです。
あ、しめ殺される側にはならないように気をつけなくては(笑)