
少し前の買い出しのときにゲットした
ハーゲンダッツのキャラメルホリックを食べました。


とてもおいしかったです。
サーティーワンアイスクリームの
キャラメルリボンを思い出す味でした。
今日はアンパンマン展のつづきを書いていこうと思います。
元祖「アンパンマン」は、1970年発刊の「十二の真珠」に載っています。
展覧会で紹介されていたページは次のようなお話です。
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瓦屋根の上で、ヒーローのような服装の小太りのおじさんと少年が話しています。
少年「マンガにでている?」
アンパンマン「テレビにもマンガにも出ていないよ。アンパン食べる?」
ふくらんだお腹からアンパンを取り出す。
少年「ソフトクリームがいい」
アンパンマンはクリーニング屋の洗濯物をくぐりぬけてヨタヨタと飛んでいった。
米国ではスーパーマン、バットマン、吸血鬼が
まがいものヒーローの増加について会議中。
飛んでいくアンパンマンを見て、「見ろ、またニセモノだ!
あんなうすぎたない奴のために我々まで悪口をいわれる」
アンパンマンは紛争地を飛んで高射砲に撃たれても死なない!
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子どもにはソフトクリームがいいといわれ
アメリカのヒーローには偽物呼ばわり…^^;
お腹を空かせた子どもにアンパンを配るという設定は
今と同じですが、顔は人間だしアンパンチもしていません。
ユニークなヒーローです。
この後、別の本に載った話で顔がアンパンになります。
顔を完全に配ってしまい、首無し状態のアンパンマンが倒れていて
通りすがりの少年に普通のアンパンをつけてもらい
パン工場へ帰っていくという、なかなかシュールな話も紹介されていました。
首無しのときは、へそから声を出すそうです^^;
さらに後に出た『あんぱんまんとばいきんまん』という絵本では
ジャムおじさんや元祖バイキンマンが登場します。
ジャムおじさんがやる気を失っていて
「あんこがくさりますよ」とアンパンマンが指摘するなど
今のアンパンマンより人間味があって楽しいです。(人間じゃないけど)
元祖バイキンマンは、かなり虫っぽいです。
(初期の別の本ではゴキ○リマンとして登場Σ(`o´;し))
それから、アンパンマンの手は当初5本指だったそうですが
アニメーターの負担軽減のためグーにしたそうです。
この人柄だから仕事が絶えなかったのかもしれません。
フォトスポットの絵
アンパンを配るヒーローを作ったのはなぜか、についても
紹介されていました。
戦争で、それまで正義だと信じていたことが突然ひっくり返り
本当の正義は何かずっと考えたそうです。
そして飢えに苦しんだ兵隊時代の記憶を思い出し
お腹が空いている人に食べ物を与えることこそ
ゆるがない正義、と考えるようになったそうです。
ではなぜアンパンなのかというと、
少年時代、遊びに行った先で財布を落とし空腹になり
通りかかった友人とその母親がアンパンをくれたそうです。
この体験がアンパンマンのアイデアにつながったとか。
展示室の最後は、やなせたかしのタブロー画や
キャンバス画(アクリル絵)が並んでいました。
高知のだるま夕陽を描いた絵が特に印象に残りました。
懐かしいキャラクターに会えたり
やなせたかしの思想に触れることができたりと
意外と大人のほうが楽しめる内容だったのかもしれません。


