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シャトー日記

平和な日々の記録。

大塚初重『古墳』

博物館で開催されていた『発掘!日本列島展』に行って
古代についてもう少し知りたくなり
今年の初め頃、大塚初重の『古墳』という本を読んでみました。

古墳といえば有名な前方後円墳、円墳、方墳などを学校で習いますが
ほかにもいろいろなスタイルの古墳があるそうです。
また、棺を安置する石室も、竪穴式と横穴式があるそうです。

茨城県の三昧塚古墳の被葬者は
18・19歳くらいの青年豪族だそうです。
棺の足元に鏡と、折れた櫛があったそう。
大塚氏は
「夫に先立たれた若い妻が、自分の身代わりにと
鏡をそっと置き、悲しみのあまり朱を塗った櫛を折って
棺に入れた」
と解釈したそうです。

戦前生まれの男性らしい解釈です。

この櫛がどれくらいの強度のものかわかりませんが
折るって…怒りのような強い感情がないと折れないかと…^^;
なんて、夢のないことを考えてしまいました。

この三昧塚古墳は、茨城県の航空自衛隊百里基地から割と近い位置にあります。
また、宮崎県の新田原基地近くには西都原古墳群があります。
基地のそばに古墳…偶然でしょうか?

この古墳群からは、巫女がスカートをめくる様子を表した埴輪が出土したそうです。
とても珍しくて貴重なのだそうです。


著者の大塚氏は、神話を学校で習い帝国海軍に入隊しました。
攻撃され海に投げだされ、波間に沈む仲間を見ながら
「神国日本は不滅じゃなかったのか?」
歴史を知りたいという気持ちになったそうです。

帰国後明治大学に入り、「考古学」の授業を受けました。
黒板に「三種の神器の考古学的検討」と書いてあり驚いたそうです。
戦前なら連行されると。
その後、登呂遺跡で木の杭を掘り当て涙を流したそうです。
ご先祖様ががんばっていた証を見つけた、
自分も「大丈夫、がんばろう」という気持ちになれたとか。

あとがきに書かれていたこのエピソードがとても印象的でした。
戦前(戦中?)の歴史教育は神話を教えていたんですね…。
やなせたかし氏もそうですが、
信じていたものがひっくり返ったとき
腐らずに立ち上がるその強さに感銘を受けます。

なんとなく借りた本でしたが、読んで良かったです。

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コメント


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今の方が

学校の授業で習うより、今自分で気になることを読んだり、調べたりする方が興味が湧きますね。知らなかったことに気が付いたり…

Nasbon | URL | 2020-07-21(Tue)15:09 [編集]


Nasbonさん、コメントありがとうございます

そうですよね!
授業がきっかけで興味をもつこともありますが
言われて勉強するより、自分で知りたいと思って調べるほうが
ずっと楽しいし身につく気がしますね^^

(`v´し) | URL | 2020-07-22(Wed)18:30 [編集]